大学生の一人暮らしを始める前に!知っておきたいメリットとデメリット
新年度から始まる新しい生活に向けて、これから一人暮らしを始める大学生さんも多いでしょう。期待や憧れでいっぱいの一人暮らしですが、事前に知っておいた方が良い知識がいくつかあります。
この記事では、大学生の一人暮らしを始める前に知っておきたいポイントを解説していきます。(※記事内に記載している数値は全国の国公立および私立大学の平均値です)
大学生の一人暮らしに必要な生活費の相場と内訳
一人暮らしをする上では、毎月必要になる生活費のおよその金額を把握しておかなければなりません。以下に、一般的に考えられる生活費の内訳と支出の平均額をまとめました。
2020年度における一人暮らしの大学生を対象とした1ヶ月の生活費
食費 | 住居費 | 交通費 | 教養娯楽費 | 書籍費 | 勉学費 | 日常費 | 電話代 | その他 | 貯蓄 | 合計 |
24,570 | 52,910 | 3,370 | 10,990 | 1,850 | 1,870 | 7,120 | 3,370 | 2,140 | 12,990 | 121,180 |
参考:全国大学生活協同組合連合会 第56回学生生活実態調査の概要報告より
上記のデータによると、一人暮らしの大学生の一か月の生活費は「12万円」程度となっています。ただし、これはあくまでも平均です。住居費などは生活する地域によって相場が異なるため、このデータより高くなる場合も安く済む場合もあるでしょう。
大学生の一人暮らしに必要な初期費用の相場と内訳
初期費用とは、賃貸住宅を契約する際に必要になる諸々の出費のことです。新生活に必要な初期費用は一般的に「家賃のおよそ5ヶ月分」といわれています。
先ほど紹介した住居費(52,910円)を基準に初期費用を算出してみると、一人暮らしを始めるのにかかる初期費用はおよそ「264,550円」です。また、家具家電を自費購入する場合にはそれらの購入費が別途必要になります。
代表的な初期費用の内訳
次に、代表的な初期費用の内訳を解説していきます。入居する物件によって必要な費用は異なるので、契約の前によく確認しておきましょう。
家賃・共益費
賃貸料金および設備使用費。入居月と翌月の家賃および共益費を先払いすることが一般的。
敷金
借主が貸主に預ける費用。債務の担保する目的のために発生するほか、賃料の滞納や不払いに対する保険の意味合いがある。家賃の1ヶ月分が相場。
礼金
借主が貸主に対してお礼の意味を込めて支払う費用。家賃の1ヶ月分が相場。
仲介手数料
不動産会社を介して賃貸契約を締結した場合に紹介料として発生する手数料。家賃1ヶ月分が目安。
火災保険料
火災が発生した場合の保険料。年間1万円程度が目安。
鍵交換費用
玄関の鍵の交換費用。鍵の品質により価格は前後する。2万円前後が相場。
保証会社利用料
保証人に保証会社を利用する場合に発生する費用。相場は家賃の5割?10割。
生活必需品等購入費
冷蔵庫や洗濯機、テレビやエアコンなどの生活必需品の購入費用。
一人暮らしの初期費用についてもっと詳しく知りたい方は、こちらの記事を御覧ください。
セットアップ賃貸の場合の生活費や初期費用は?
家具家電完備のセットアップ賃貸でも毎月の生活費は大きく変わりませんが、初期費用に関しては、セットアップ賃貸の賃料が一般的な賃料よりも2~3割高い分、高めになります。
しかし、一般的な賃貸では、生活をスタートしたばかりだと「あれが足りない」「これも必要」と、暮らしが回り始めてから買い足さなくてはならないものに気づくことも多いものです。
セットアップ賃貸なら、すべての家具家電が揃っているので「思ったより出費が増えてしまった」という事態を避けられます。
大学生の一般的な収入額と内訳
大学生の収入は、主に「家庭からの給付(仕送り)」「奨学金」「アルバイト」「定職」からなっており、それぞれの収入平均額と内訳は以下の通りです。
2020年度における一人暮らしの大学生を対象とした1ヶ月の収入額
家庭からの給付(仕送り) | 奨学金 | アルバイト | 定職・その他 | 合計 |
70,410 | 21,130 | 26,360 | 4,350 | 122,250 |
参考:全国大学生活協同組合連合会 第56回学生生活実態調査の概要報告より
上述した必要な生活費と比較しても差がないことがわかります。個人の生活水準や環境による増減を考慮する必要はありますが、一人暮らしを想定する場合には毎月平均12万?13万程度のお金が必要になるでしょう。
大学生が一人暮らしをするメリット
一人暮らしにおける代表的なメリットを挙げました。
①好きなように生活できる
何の束縛もなく自由に羽を伸ばすことができます。誰に何をいわれることもない生活は気楽です。
責任も伴いますが、時間の使い方や生活リズムなどをすべて自分の好きなようにコントロールできるというのは一人暮らしの大きなメリットです。
②通学が楽になる
大学にアクセスしやすい物件を選ぶことで、毎日の通勤にかかる時間を短縮し、負担を減らすことができます。
勉強に励んだり、サークル活動やアルバイトに打ち込んだりと、浮いた時間を有効に活用することで大学生活をより充実させることができるでしょう。
③自活スキルが身に付く
一人で暮らすということは、自分のことは自分でしなければならないということです。
洗濯や掃除、ゴミ出し、生活に必要な各種手続きなど、最初のうちはやることの多さに戸惑うかもしれませんが、家事のスキルやスケジュール管理能力などが身につけば、自立することができます。
④金銭感覚が身につく
一人暮らしでは、限られた金額の中で毎月の生活を成立させる必要があります。
生活していくのにどれだけのお金が必要かを知り、収入と支出を見比べて管理するのは想像以上に大変です。必然的に金銭感覚が身につくでしょう。
⑤交友関係が広がりやすい
一人暮らしだと自宅に友人を呼びやすいため、交友関係を深める良いチャンスになります。
また、大学に近い場所には多くの学生が住んでいるので、近所での交友関係も広げやすいでしょう。
大学生が一人暮らしをするデメリット
一人暮らしには、メリットの一方でデメリットも存在します。
①ホームシックになる
親元を離れて生活するのは想像以上に寂しいものです。新生活に慣れるまでは、何かと心細く感じることが多いかもしれません。
②生活習慣が乱れがちになる
一人暮らしでは誰も自分の行動を見ていてくれないので、自分を律する気持ちがないとついつい夜更かしや暴飲暴食をしてしまいます。「寝坊グセがついてそのまま大学をさぼってしまう」なんていうこともよくあるので、注意しましょう。
③出費がかさむ
生活に必要な家具や道具を揃えるために何かとお金が必要になります。これまで意識していなかった「電気代」「水道代」「携帯電話の料金」「家の更新料」など、出費の多さに驚くかもしれません。
④家事の手間が増える
一人暮らしの家事をすべてこなすのは、最初のうちは大変です。料理、掃除、洗濯など、日常的にこなす必要があるので、慣れるまでは時間がかかってしまうかもしれせん。
⑤学業が疎かになりがち
一人暮らしを満喫するあまり、プライベートにかまけて学業が疎かになってしまうというケースは珍しくありません。一人暮らしをしながら学業とプライベートを両立させるためには自立した精神が必要です。
一人暮らしの部屋を探すコツ
何かとお金がかかる一人暮らし。少しでもお得に賃貸物件を探すためには、次の2つの点に注意しましょう。
学生向けの物件に絞る
賃貸物件サイトでは、学生向けの物件を学校名から検索することができます。一般的な物件よりもお得で便利な部屋が見つかるかもしれません。
初期費用を抑える
敷金や礼金、仲介手数料は物件によって異なります。管理会社によっては相場より安い家賃を設定していたり、初期費用が安くなるキャンペーンを行っていることもあります。
家具家電付き物件を選ぶ
はじめての一人暮らしなら、あらかじめ一人暮らしに必要なものが揃っている家具家電付き物件もおすすめです。
家具や家電がすでに備え付けられているため、新しく揃える手間がかからないだけでなく、「何が必要かわからず余計な家具まで買ってしまった」という事態も避けられます。
まとめ
大学生の一人暮らしは、通学時間を短縮して自分の時間を自由に使うことができるという大きなメリットがあります。しかし一方で、家事やお金の管理を自分でしなくてはならなかったりと、大変なこともあります。
自立への一歩と考えて、まずは物件選びから、よく検討して選んでみましょう。
家具や家電を揃える手間をかけずにお得に新生活を始めるには「セットアップ賃貸」という選択肢もあります。セットアップ賃貸は、家具家電があらかじめ備え付けられているため、入居したその日から生活を始められる賃貸マンションです。
LiVEMAXでは、新生活を始める学生の皆さんのニーズに合った物件をご紹介しています。家具家電が備え付けられているセットアップ賃貸なら、安心して一人暮らしをスタートさせることができるはずです。
お電話やホームページ、店頭で、是非お気軽にお問い合わせ下さい。