単身赴任中のネット事情は? Wi-Fi環境の選び方を解説
現代の単身赴任では、インターネット環境が必要不可欠です。ですが、赴任先のインターネット環境の選択について頭を悩ませている方も多いのではないでしょうか。この記事では、単身赴任中におすすめのインターネット環境について解説します。
単身赴任におけるインターネット回線の選択肢
無線接続(Wi-Fi)を利用してパソコンをインターネットに接続する方法は、有線(LANケーブル)を使用する必要がないことから一般的に広く浸透しています。
無線接続(Wi-Fi)には固定回線(光回線など)と無線回線(モバイルWi-Fiルーターを使用)を利用する方法があり、どちらでもインターネットに接続可能です。ただし、それぞれの方法には特徴に応じたメリットとデメリットが存在します。インターネットを利用する際には目的や環境に合わせて最適な接続方法を選択する必要があるのです。
光回線(固定回線)のメリット・デメリット
光回線は現在主流の固定回線です。据え置き型の無線ルーターやモデムを利用してWi-Fiを飛ばすことでインターネットを利用することができます。
メリット
- 通信速度が早い
光回線では高速通信が可能です。webサイトの取得やページの読み込みなどにおける支障が少なく、快適にインターネットを利用することができます。 - 通信環境が安定する
回線を住居内に直接引き込んで使用することから電波の強弱が発生しにくく、安定した通信環境を確保することができます。 - 通信の無制限
光回線接続では通信容量に制限が設けられていません。仕事はもとよりネットサーフィンや動画の視聴などを無制限に利用しても差し支えなく、月々のデータ消費量が多い方にとっては便利な回線といえます。
デメリット
- 回線工事が必要な場合がある
物件に光回線が引かれていない場合、回線を引き込むための開通工事が必要です。また、工事に伴い工事料金が発生する可能性もあります。短い期間の単身赴任では手間となってしまうかもしれません。 - 開通までに時間が掛かる
開通に伴う工事を行う場合は、一定の期間が必要です。一般的には2週間?1ヶ月程度を目安に希望日を指定する事例が多く、すぐに利用することはできません。 - 利用範囲が狭い
光回線におけるWi-Fiの電波範囲は30m前後といわれています。インターネットを利用できる範囲は限定的です
モバイルWi-Fiルーター(無線回線)のメリット・デメリット
光回線とは異なる回線を利用するモバイルWi-Fiルーターにもメリットとデメリットが存在します。
メリット
- 開通工事が必要ない
モバイルWi-Fiルーターは通信機器としての役目も担っています。光回線のように開通工事は必要なく、受け取ったその日から 利用可能です。 - 場所を選ばず利用できる
モバイルWi-Fiルーターは持ち運ぶことができます。パソコンやスマートフォンと共に携帯することで場所を選ばずにインターネットにアクセス可能です。
デメリット
- 通信データ制限がある
モバイルWi-Fiルーターやスマートフォンの回線では、サービスを提供している会社ごとに毎月の通信量の上限が決められています。超過すると通信速度制限が発生し、インターネット利用が不便になる可能性があります。
ポケットWi-Fiを利用する場合、ギガ放題プランなどの大容量プランがあればそちらを選ぶのもおすすめです。 - 同時接続時に速度が下がる場合がある
Wi-Fiに同時アクセスする機器数の増加に伴い通信速度が遅くなる傾向があります。多くの端末に同時接続する際には注意が必要でしょう。
まとめ
単身赴任先でインターネットを利用する際に便利なのは、あらかじめ無線接続(Wi-Fi)環境が完備された物件です。すでに回線工事や回線の引き込みプロバイダとの契約などが完了しており、すぐにでもインターネットを利用できます。
気に入った物件にWi-Fiがない場合はポケットWi-Fiを活用するのがおすすめです。物件によって、インターネット代が管理費に含まれている場合とそうでない場合があるので事前に確認しましょう。